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エークラウドメンバーによるローテーションブログ
2019.11.28
おすすめの本3
こんにちは。おおおまです。
サムネイルは11月の始めに狭山湖へ行ったのでその写真です。
晴れた日に行くと湖が青く、見晴らしも良いので気持ちが良い時間を過ごせます。
今回は湖畔の別荘が舞台となる本です。
神木隆之介主演で映画化もする話題作、「屍人荘の殺人」について書きます。
屍人荘の殺人(今村昌弘/創元社/2018)
【簡単あらすじ】
ミステリ愛好会の大学生、明智と葉村は謎の美女剣崎に連れられ映画研究会の合宿に参加することに。
未曾有の事態が発生し、主人公達は別荘に閉じ込められてしまう。籠城の最中、映画研究会の部長の死体が発見され――
冒頭だけ読むとよくある大学生が主役の青春ミステリかな?と思われがちなのですが読むとすごいところがたくさんあります。簡単にですが下にまとめてみました。
■すごいところ■
・デビュー作にしてミステリ4冠取るくらいに面白い
このミステリーがすごい!2018年度版
週刊文春ミステリーベスト10
2018 本格ミステリ・ベスト10
第18回本格ミステリ大賞
上記の4つで一位や大賞に選ばれました。
本屋大賞は惜しくも3位でしたが、ここまで賞を射止めているだけある面白さです。
特にとあるシーンに差し掛かった途端読むのが止まらなくなります。
・ミステリ初心者にも読みやすい
登場人物の多さをカバーする工夫や、ミステリ特有の言葉についても解説してくれています。文体も軽いので普段小説を読まない方でも読みやすいですよ。
・革新的な設定
建物に閉じ込められ、外部と連絡が取れない事態というのはミステリではよくある状況です(犯人やトリックの条件が限定される便利な状況だからです)こういった閉じ込められている状況を作るためにミステリでは孤島や雪で埋まった山荘などで事件を起こしがちなのですが、その状況作りが新しいと話題になりました。
ただ新しいだけでイロモノでは?という感想も目にしましたが、閉じ込められた後の殺人トリックとの絡め方が非常に上手くただのイロモノでは終わりません。
映画は12/13より公開です。
https://shijinsou.jp/
ところどころ小説とは設定が違うらしいのでそこも楽しみです。
もし映画でも見ようかなと思ったら「屍人荘の殺人」を見てください
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