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エークラウドメンバーによるローテーションブログ
2023.02.16
なんでも書いて良いと聞いたもので2
前回のブログは2022年上半期で良かったあれこれについて書きましたが、
今回は2022年下半期で良かったあれこれについて書きます。
2022年下半期は統計に興味を持ち、比較的ライトな本から読み進めました。
以下おすすめです。
伊藤 公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』2017年、光文社新書
中室牧子・津川 友介『原因と結果の経済学―――データから真実を見抜く思考法』2017年、ダイヤモンド社
阿部 真人『統計学入門』2021年、ソシム
江崎貴裕『分析者のためのデータ解釈学入門』2020年、ソシム
鈴木 健一『定量分析の教科書』2016年、東洋経済新報社
Daniel Kahneman『noise 組織はなぜ判断を誤るのか?』2021年、早川書房
特に『noise 組織はなぜ判断を誤るのか?』は必読のように思います。
同著者の『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?』と合わせてどうぞ。
また上半期に続いて進化生物学への興味は尽きず、
こちらは著名な研究者の著書でやや専門的なものをいくつか読みました。
Richard Wrangham『善と悪のパラドックス ーヒトの進化と〈自己家畜化〉の歴史』2020年、NTT出版
Joseph Henrich『文化がヒトを進化させた』2019年、白揚社
Nicholas Wade『宗教を生み出す本能 ―進化論からみたヒトと信仰』2011年、NTT出版
David Sloan Wilson『社会はどう進化するのか——進化生物学が拓く新しい世界観』2020年、亜紀書房
Christopher Boehm『モラルの起源―道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか』2014年、白揚社
特に動物(人間含む)の利他性が気になるところでした。
個体の利益と集団の利益はトレードオフなんでしょうか。
小説に関して、新刊はほとんど読みませんでしたが圧倒的ベストはやはりこれ。
劉 慈欣『三体』2019年、早川書房
全5巻なのでけっこう長いですが、ぶっ飛ぶようなスケールで描かれた物語はぜひ読んで頂きたいところ。
再読したものでおすすめは下記。
Michel Houellebecq『地図と領土』2015年、筑摩書房
Michel Houellebecq『素粒子』2006年、筑摩書房
同著者の作品では、『ある島の可能性』もおすすめです。
映画は新作をあまり観ませんでした。
再鑑賞したものでは、Raf Simonsのドキュメンタリー『ディオールと私』が最高でした。
思えば初めて買った所謂ハイブランドのお洋服はRaf Simonsの白シャツでしたねえ……。
現在はPRADAのデザイナーとして活躍しており、今後も期待です(微笑ましい)。
あとはFritz Lang『M』も久々に観ましたが相変わらず最高でございました。
諸々おすすめです。
そんなこんなでまた半年後あたりに。
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